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2011 08/29 |
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8/27(土)に、神奈川県藤野に建築された「里山長屋」の見学会に行ってきました! 場所はJR中央本線「藤野駅」。高尾山や相模湖に比較的近いです。東京駅からだと80分くらいで、都内に通勤されている方も多いそうです。 藤野も緑豊かな環境ですが、いすみ市とはまた違った風景が広がっていました。 山間の集落といった感じ?でしょうか。 やはり面積が取れないので、田んぼは少ないそうです。兼業農家が多いとか。 さて早速、見学した「里山長屋」の概要はこんな感じです。 ・4戸+共有棟で、敷地110坪、坪単価は80万ほど。1戸約70平方メートル ・コーポラティブハウスで、建築前から各家族で何度も打ち合わせを重ねた ・藤野産1割、多摩産9割の無垢材木を使用、伝統的な工法「総持ち」で施工 ・壁は竹小舞の土壁+ウール&ウッドファイバーの断熱材を使用 ・共有棟の屋根のみ手焼き瓦を使用 ・パッシブソーラーシステム「そよ風」を導入し、エアコンを設置していない ・通風には風呂場に伝統的な「無双窓」、部屋に天窓などで風の流れを確保 ・暖房は各戸それぞれ違うが、薪ストーブやペレットストーブを使用 ・ペアガラス+障子で断熱 ・各戸に雨水タンク(ワイン樽)設置 ・共有棟にも1トンサイズの雨水タンク設置(ガチャポンプで汲み上げ) ・蓄熱蓄冷のデータを取るためセンサーを窓や壁に設置 エアコンが無いということは事前に知っていたのですが、実際この夏どのように過ごされたのか気になって聞いてみました。住民の方々はそろって平気だったと答えていらっしゃいました。その理由は次のようです。 ・「ひさし」があるので夏の日射しを遮ってくれている。 ・土壁は、夜の間に外の冷気を蓄え、次の日の午前中くらいまではその冷気が持続して室内を冷やす。 ・無垢材の床などで自然に調湿して蒸し暑さを軽減している ・パッシブソーラーシステム「そよ風」の効果 冬も、土壁や「そよ風」のおかげで小さなストーブで充分過ごせたそうです。 「そよ風」の仕組みについてご興味があれば「環境創機」のHPからどうぞ。 http://www.kankyosouki.co.jp/index.html 次の記事で写真をまとめてアップします。 PR |
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