2024 03/19 |
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2014 07/20 |
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第8話 エコな家。〜3R(Reduse、Reuse、Recycle)〜 第8話にしてようやくエコな家の話題に辿り着きました…。 ここでは「エコロジー」と「省エネルギー」をなるべく分けて綴っていきます。 「エコ」って何?と聞かれて「電気を減らす…」と答えちゃうとそれは「省エネ」の分野になる、ということです。ここでは。 色々な考え方があるかとは思いますが、ここではざっくり以下のようにエコと省エネを分けて話を進めていきますね。 ●「エコ」とは 辞書などでは「人間生活と自然との調和、共存を目指す考え方」などとあります。生活環境や自然環境の保護にも近いイメージですかね。具体的に何をしたらよいのか分かり辛いので、ここではちょっと解釈の説明が飛びますが、分かり易く(?)3R(Reduse、Reuse、Recycle)を意識した家のこと、また、CO2の発生を抑える家を「エコな家」とします。 ● 「省エネ」とは 石油、ガス、電気、(水道)などのエネルギーを効率的に使用し、その消費量を節約できる家のことを「省エネな家」とします。 それでは「エコな家」にするために私がしたことをまとめておきます。 まずは、3R(Reduse、Reuse、Recycle)を意識した家にすること。 将来いつか取り壊す日が来ても、なるべく自然素材、単一素材で作っておき、Reduse(ゴミを減らす家)、そしてなるべくReuse(再使用)やRecycle(再生利用)にまわせるように考えました。 ですので、 ・基礎は杉材。 ・フローリングは杉の土台にヒノキ。 ・壁紙は再生紙にウッドチップを混ぜたものや、和紙をでんぷん糊で貼ったもの。 ・キッチンは人造大理石ではなくステンレス。 ・濡れやすいキッチン床は磁器タイル。 ・薪ストーブ部分の床は燃えないように鉄。 というように、自然素材、単一素材をなるべく使いました。 健康のための自然素材でもあり、エコのための自然素材でもあるということです。 再生紙の壁紙などは、最初からRecycleのエコ壁紙ですね。 また、断熱材は赤ちゃんがくるまっても大丈夫なほど健康素材でもある、ペットボトルをRecycleしたポリエステル綿です。 全て自然素材やリサイクルできる素材にすることはできませんでしたが、できる限りやってみました。 この考え方は、何も家づくりだけでなく、日常購入する日用品、家具や洋服、雑貨などにも同じ考え方を導入できるかと思います。 例えば、洋服は綿、麻、羊毛などの単一素材かどうかラベルを見てから購入してみるとか。 身近なところから3Rを意識してみると楽しくエコライフができるかもしれませんよ♪ またこの3Rと同時に、「長寿命住宅」にすることも意識しました。 そのいつか取り壊す日をなるべく遅くするように、土台や基礎をしっかり作ることを念頭に置き、第三者機関による建築途中でのチェックも念入りに行いました。 雨が入り込んだりしないように、また、風通しに気をつけたりと、家そのものの寿命をなるべく長くすることにも気をつけました。 例えば、古民家は100年以上もそこに建ち続けますよね。 今の一般的な住宅は恐らく20〜40年くらいで立替えか、大幅リフォームです。 例えば、今の一般的な住宅によく使われるベニヤや集成材はやはり無垢木材に比べると湿気に弱く耐久性が劣るとか?? 素材や建て方にも気を配り、廃棄になるサイクルをなるべく長くして、スクラップ&ビルドを控えることも、「エコな家」と言えるのではないでしょうか。 さて、次回は「エコな家」のつづき。CO2の発生を抑える家について、書いてみます♪ PR |
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2014 07/13 |
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「シロートの家づくりコラム」、前回の更新からなんと一年経っておりました…。 わぉ。今年中には終わらせる!予定です。。。 さて、第3話から第6話までは「健康な家」についての考えをまとめておきましたが、今回は「安全な家」についてです。 「安全」とは、ここでは「危険がなく安心。生命にかかわる心配、物の盗難・破損などの心配のないこと」と、どこかの辞書から引っ張ってきたような(笑)定義にしておきます。 安全安心に関する心配は気にし出すとキリが無いと思いますが、できる範囲での対策は講じておきました。 まずは「耐震」について考えました。 地盤調査と地盤改良の杭打ちをして、その上にベタ基礎という構造にしました。 一般的な方法ですが、基礎コンクリや土台敷きなどの土台にも問題が無いように民間の第三者機関にチェックをしてもらっています。 上棟の際も、柱の組み方や筋交いなどがきちんと施工されているかもチェックしています。 また、基礎木材が腐ったりして崩れては危ないので、白アリ対策や湿気対策も忘れずに。 外壁の防水シートや内壁の透湿シート、通気口などの施工方法や設置箇所も忘れずにチェックします。 また、色々と調べた中で、「家」本体の耐震ももちろん重要ですが、「家の中」の耐震対策も同じくらい大切ということがわかりました! 倒れやすい家具、高いところにある危険なモノなど、家の中の耐震対策は万全にしておきましょう♪ お次は「防火」。 火災の時、実は炎よりも有毒ガスが危険とも言われていますね。 もちろん木材からも二酸化炭素やなどが出ますが、アクリル系や新建材(ベニヤや集成材)、塩化ビニル壁紙などから出る煙の影響が大きいようです。 そういった危険を少しでも減らすべく、基礎は杉材、無垢ヒノキのフローリング、和紙壁紙にするなど、なるべく自然素材で建てました。 それから、実はテーブルやタンスなど家財からの有毒ガスも関係するようです。 地震の対策同様、こちらも「家」本体と「家の中」両面からの対策が良いようですね。 また、調べてみると、実は木材は「燃えやすい」と思われがちですが、「燃え広がり方」は遅い素材のようです。 ボリエステルのカーテンとかは燃え広がり方が速そうですよね〜。 そんな「素材」を今いちどチェックしてみるのも良いかもしれません。 さて、続いて「防犯」。 死角を作らない、隙を作らない、窓を開けた時の対策をする、など色々あるかと思います。 防犯対策として、北側1Fのトイレと浴室の窓には面格子をつけました。 敷地の三方が田んぼに囲まれているので、死角や隙は少ないかとは思いますが、夜は防犯の意味も込めて、暗くなったら自動で点灯する外灯を各戸につけています。 最後に「バリアフリー」について。 これは、年配の方や乳幼児のいらっしゃる方、色々な工夫や対策が必要かと思いますが、今回は一般的な賃貸にしましたので、特にバリアフリーについては大きな対策をしませんでした。 ですが、階段の勾配や手すりなどにはできる限り気を配りました。 今は車いす対応の賃貸などもあるそうですね。 これからはバリアフリーに特化した賃貸も増えそうですね。 さて、駆け足で「安全な家」についての対策をまとめました。 次回はようやくエコロジーや省エネルギーについて書いていきたいと思います。 |
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2013 07/02 |
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健康な家について、ラストは湿気や結露によるカビを防ぐにはどうしたらよいか、考えてみました。
家の中に繁殖したカビによってアレルギーや喘息、アトピーなどが悪化する場合もあるそうです。 カビはダニの好物(餌)で、カビが増えればダニも増え、ダニの糞や死骸もアレルギーなどの原因となる…という図式も。
日常的に取り入れられるカビ対策としては、生活空間をきれいに保つこと。 何よりもカビが好むような環境にしないことが重要、とのこと。 具体的には、部屋の湿度を50%前後に保つ。 布団などの寝具を手入れする。 押入や物置の湿気予防をする。 水回りのカビを増やさない。 などなど、掃除をきちんとして、生活環境内のカビを減らすということですね、ふむ〜、なるほど……。
そんな日常生活にも気をつけつつ、ズボラな私は掃除がそこそこでも(笑)湿気や結露を減らしてカビを防ぎたい〜! ということで、「家」としての対策をシロートなりに考えてみました。
まずは、湿気を逃がす「風の通り道」を作る。 窓の配置を考えて、南から北へ風が通り抜けるようにしました。 実際、南北の窓を開けておくと「真夏でも冷房いらないんじゃないか」と大工さんが言うくらい、若干強く(苦笑)風が通り抜けます。
また、一階天井に格子状の穴を開け、一階と二階の空気が自然と循環できるようにしてみました(これは実は暖房熱の循環のためでもあります)。 さらに、空気が澱みがちなウォークインクローゼットにも空気の通り道(格子状の穴)を作って湿気を逃がす工夫を施しました。
こうして、できるだけ空気の澱みを作らず湿気を逃がし、カビを防げたらと考えました。 (実際に通気口を見てみたい方は見学にいらしてください♪)
次に、結露について。 高温多湿の日本ではどうしても結露は起こりやすいようですが、少しでも防ぐために工夫を施しました。
窓は断熱効果の高いペアガラスとLow-E複層ガラスを採用。 また、サッシも一部は断熱効果の高いアルミと樹脂の複合サッシを採用。 これによって、室内外の温度差をコントロールして窓まわりの結露が出にくくなるようです。
また、壁紙にもひと工夫。 一階は再生紙とウッドチップ(間伐材木片)でできた壁紙を、二階には和紙を採用しました。 紙と木だけで作られているので呼吸し調湿作用があり、しかも化学物質を使用していないため身体にも安全です♪
また「内部結露」にも気をつけたいところです。 「内部結露」とは、「壁の中」で発生する結露のことです。 壁の中は、普段目に見えないですしお掃除もできないため、知らぬ間にどんどん湿気が溜まり、壁の中の断熱材や木材に実はカビが…という状態。 これを防ぐには、きちんと断熱材や防湿シートを施工し、通気層を確保するといったような、施工側のことになります。 これはシロートにはチェックしきれない部分ですので、今回は専門の第三者機関にチェックしていただきました。
その他、床下敷炭をすると調湿作用や空気の浄化作用などあるようなので、興味がありましたが、今回は予算が足らず断念〜。 床下には潜れるので、炭さえあれば将来いつでも敷けるようにしておきました♪
このように、湿気や結露対策についてもシロートなりにできる限りのことはしてみましたが、やはり基本は日々の暮らしかたでしょうね…。 お掃除や換気、がんばりま〜す。
次回は、「安全な家」についてお届けします。(いつになったらエコの話に辿り着くやら…) |
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